めぐるいのちのコンサート


ダイナミックな コントラバスソロによる クラシックや世界の民謡の名曲、
コントラバスとギターの 弾き語りによる 愛唱歌・歌曲・童謡・ 懐かしい日本の歌や隠れた名曲、
 私たちの伝えたい想いを綴った  オリジナルソングなど、
「いのちと平和」の メッセージを込めた選曲と構成で
   未来を生きる若い世代に贈る   ハートウォーミングコンサート

 

出演:吉田水子(コントラバス・歌 ほか)

   金子 忍(ギター・歌 ほか)

 

上演時間:60分

 【演奏曲 例】
●コントラバス演奏
 ・Intermezzo(Gyescas)(グラナドス作曲)

 ・グリーンスリーブス変奏曲
 ・鳥の歌(カタルニア民謡)

 ・ツィゴイネルワイゼン(サラサーテ作曲)

 ・亡き王女のパバーヌ(ラヴェル作曲)

 ・ユーモレスク(ドヴォルザーク作曲)


●童謡・唱歌
 ・しゃぼん玉
 ・赤とんぼ

 ・赤い靴

 ・雨降りお月

 ・あの町この町

 ・浜千鳥


●いのちと平和の祈りを込めて

 ・アメイジング・グレイス

 ・竹田の子守唄

 ・骨のうたう(詩・竹内浩三/曲・岡田和夫)
 ・リリー・マルレーン(第2次大戦中に流行したドイツの流行歌)
 ・歳よ熟れぬ(詩・宮沢賢治/曲・岡田和夫)


●オリジナル曲(作曲・金子忍)
 ・みんなのいのち(詩・岡本敦子)
 ・日の光(詩・金子みすゞ)
 ・道 程(詩・高村光太郎)

 

               ………他


いのちを愛おしむ音楽・・・・吉田水子

コロナ禍の中、「いのち」について改めて考えました。


私たち人類は、あくまで地球に生きるひとつの生物として、今このときを共に生きている。
人類だけが特別な存在ではありません。

この世に生を享けたこと自体が奇跡なのですから、
生かされていることに感謝して、他のいのちや環境を守っていきたい、
自分自身を大切にし、他の全てのいのちを大切にして、
やさしく接することができる、そんな生き方をしていきたい、
この想いを、これからを生きる世代に届けたい…


考えた末に行き着いたのは、まさに、吉田水子企画を立ち上げたときから掲げてきた、
私たちの作品作りへの想い、そのものでした。


『めぐるいのちのコンサート』は、
『綿々と受け継がれ、めぐっていくいのちの讃歌』
そして『平和の大切さ』にテーマをしぼって、
私たちが次の世代に伝えたい童謡・唱歌・愛唱歌、隠れた名曲、
そして、自分自身の言葉と旋律で想いを綴ったオリジナルソングを
対象年令、季節、その時々の情勢などを踏まえて選曲・構成し、
コントラバスとギターの弾き語りとコントラバスのソロ演奏でお届けする
手作りのコンサートです。


多くの人に愛された曲は、その時代を生きた人たちの共感を呼ぶ
作者の想い人生が込められています。


およそ百年も前に作られた童謡には、
今の時代では考えられない、生活の苦しさ、家制度の不条理、
医療の未発達故に子どもを亡くしてしまう悲しみの中で
精一杯生きていた人たちの切なさが映し出されていますし、
戦中、民衆や戦場の兵士達の心の拠り所となった曲が広まった背景には、
敵も味方も共に変わらぬ人間でありながら国の思惑に翻弄された
悲しい物語があります。


このような曲の背景を知ることで、その時代と作者の深い思いを感じ、
今を生きることの意味を見つめ直すことにつながると思い、
演奏と共に、曲解説のお話も、とても大切にしています。


音楽には、その曲(作者)の生まれた風土、民族や文化、精神性が深く
染み込んでおり、音楽を通して、自他の文化を肌で感じることができます。

 

一方、音楽には、国や民族や宗教、価値観などの垣根を超えて、
思想や理屈と関係なく、人の心と心をつなげる力があります。

 

また、さらに大きな視点で見ると、私たち人類は、あくまで地球に生きる
ひとつの生物として今このときを共に生きています。
人間もいわば「地球」という大きな生命体を構成する「細胞」のようなもの。
そして、私たちのいのちは、
親やその親やさらに先のたくさんの先祖のいのちと結ばれつながっています。
今隣にいる人も、何代も先祖を遡ると親戚かもしれません。

 

そう考えると、同じ人間同士が争い、土地やいのちを奪い合ったり、
目先の便利さや経済のために環境を壊すことは、なんと愚かなことか。

 

音楽を通していのちを考えることで、
自分のいのちを大切にし、周りのいのちも大切に想う心を育て、
いろいろな国の人たちと助け合っていく平和な未来をきっと作り出せると
私たちは信じています。


これからの未来が、誰もが幸せを求めて生きられる平和な世界であるように、
祈りを込めて音楽を届けます。


実施に当たっての詳細は→こちら